写真でみるリーバイス501レギュラー(113)-キジも鳴かずば撃たれまい-2013年10月ベトナム製「501‐1487」(「501」2013年モデル)
マニアの皆様が好まない(嫌うとも言う)米国製では”ない”「501」です。
マニアの皆様が好まない(同上)セルビッジ”無し”の「501」です。
マニアの皆様が好まない(同上)”加工”が施された「501」です。
米国の自社工場閉鎖後、リーバイス・ジャパンは、「03-501」→「08-501」と5年ごとにJPライン(日本企画)のレギュラー「501」(LVCではないフツウのやつ)をモデルチェンジしてきました。
そして、2013年、リーバイス・ジャパンは、ついに本気を出しました。
同社の意気込みの成果が随所に反映された渾身の「501」が「13-501」です。
LOT:00501-1487(サイズ違いを既にこちらで紹介済)
2013年20週目のベトナム内工場の縫製(内タグの見方はこちら)
・一部にイエローステッチ
・ヴィンテージ仕上げのボタン
・打ち抜きリベット
・幅広かまぼこ状ベルトループにハミ出しカンヌキ
・バックポケットのカンヌキ
・ウエストベルト上部のシングルステッチとVステッチ
・本革パッチ
当時のリーバイス・ジャパンの本気度が細部に表れています。
ただ、その本気度は、”正しい方向”に向いていたのか?とは個人的には感じます。
単なるヴィンテージ回帰をしたかっただけでは?
マニアが好きなヴィンテージスタイルのディテールを、これでもかとトッピングしただけでは?
こちらでも書きましたが、5年後の「18-501」では、これらのヴィンテージ・ディテールはほとんど全て消滅しました。
それらのコストを回収できるほど売れなかったのでしょう。
売れなかった理由は、セルビッジデニムではないというただ1点のみとワタクシは想像しています。
この2013年モデル「13-501」のセールスポイントは以下のとおり。
12.5ozのCone製デニムを使用した501。
コーンミルズ社の文献に残る1909年製の極濃色インディゴをイメージして作り上げた、XXX9デニムのアップデートバージョンを使用。
経糸に異なる太さの糸をミックスしたデコボコ感のある表情が特徴的で、デニムの原点を思わせる、穿き込むほどに味わいを増すスペシャルデニムとなっている。
カラーは、ヴィンテージの豊かな風合いが魅力のウォッシュドヴィンテージ。
501(2013モデル)の特徴:
・ウエストが広がり、すっきりとしたヒップ周り
・バックポケットの開口が大きくなり、利便性アップ
・膝から裾にかけて、スリムになり、よりモダンなシルエットに■1484 クリスピーリンス…ワンウォッシュさせた濃紺のリンス色
■1485 オーセンティックヴィンテージ…ヴィンテージの豊かな風合いが魅力
■1486 エイジドヴィンテージ…1485を更に穿きこんだ雰囲気
■1487 ウォッシュドヴィンテージ…1486を更に穿きこんだ淡色デニム
このコーン・デニムの生地にはセルビッジは付いていません。
ということは、旧式のシャトル織機で織られたデニムではないということです。
モダン織機でも、これだけの縦落ちヴィンテージ感のあるデニム生地は織れるのです。
(加工部分は消しゴムで消してから、元のデニムを想像してくれたまえ。)
(いや、もちろん当時のデニムの生地の風合い・色落ちと同じなんてことはありえません。)
”シャトル織機で織られたセルビッジデニムだからこそ”、
”桜の木の床に置かれたドレイパーXから生まれたセルビッジデニムだからこそ”
”ヴィンテージ・リーバイスのデニム生地の風合い・色落ちが生まれる”
なんて、マニア様は言うんです。
でもね、ワタクシはね、その、あの、ごめんなさい。
デニム生地の風合いや色落ちの決め手の大分部はね、
えっと、
織機ではなく(セルビッジの有無ではなく)、
紡績・染料・染色だと思うのです。
つまり、
織りではなくて、
糸だと思うのです。
いえ、はい、思っているだけです、ごめんなさい。





























