写真でみるリーバイス501レギュラー(3)1984年米国製
2020-12-20
1984年3月米国製のリーバイス501レギュラーです。(年代特定については内タグの写真参照)
1980年代初頭から、501の生地はシャトル織機によるセルビッジ付デニムからエアージェット織機による幅広セルビッジ無しデニムへ、糸はリングスパン糸からオープンエンド糸へ、さらに合成インディゴ染料の成分も次々に変更されたと言われています。
その結果、80年代~90年代の501レギュラーモデルは、縦落ちせずにまだらに色が落ちて最終的に全体に色抜けしてしまう”ダサい501”という評価がくだされてしまいました。(いわゆる”ビンテージ501”を最上と崇める一部の”マニア”の人たちによって。)←ワタクシの性格の悪さがバレますね。
そんな一部マニアの言に影響を受けた方々が嬉々としてお求めになられる”縦落ちセルビッジデニム”が巷に溢れる時代が20年近くも続く現在、そうではない80年代~90年代の501の方が貴重な存在になってきた気もしますが、どうでしょう?そうでもないですか?
で、今回の501は、1984年3月の米国653工場=旧16工場(ミシシッピ州ボールドウィンのLucky Star社)製のW31-L36。
(80年代~90年代のリーバイスの米国工場番号コードとは?-3-「575」「653」が判明)
(80年代~90年代のリーバイス社(Levi Strauss & Co.)の工場番号一覧)
ティアオフなしの紙パッチには、小さな文字の”CARE ~の一文。
裾上げしているのか、36インチのレングスの割には短い。
インシームはシングルステッチ。
アウトシームは、脇割をしっかり開いてなかったようで、片折のままアタリがついています。
後ポケットは高くもなく低くもなく中間位置で小さ目?
閂糸はオレンジでアーキュエイトステッチは、左右不均等。
紺色の平行ステッチ。
リベット裏はアルミ製。
いかにもの80年代501のこの色加減。
う~ん、いいですね~。
1984年といえば、ロサンゼルスオリンピック、ロス疑惑、グリコ・森永事件、カールルイス、エディ・ローソン、ニキ・ラウダ、エリマキトカゲ…
Posted by shiba-ken