写真でみるリーバイス501レギュラー(9)2000年ポーランド製(アンドレアスモデル)
リーバイス「501」は、米国製しか認めない。
いや、リーバイス「501」は、赤耳仕様までしか認めない。
いやいや、リーバイス「501」は「66前期」まで。
マニヤがツバを飛ばしながらどうでもいいゴタク熱い意見を口にしますが、とにかく「501」(日本では「ゴーマルイチ」、米国では「ファイヴオーワン」と発音されることが多いですね。)については、異様なまでにこだわりを持つ方が多くいます。
今回は、そんな方々にはたぶん見向きもされない「501」です。(今までの「写真でみる」シリーズの全ての501レギュラーもですが…)
じゃ~ん、ぱっと見のシルエットは、1993年モデルの「501」ですね。
色落ち具合も、いかにも90年代って感じ。
ただし、紙パッチには「made in USA」の記載がすっぽり抜かれています。
サイズ表記の数字フォントも独特です。
さて、どこで作られた「501」でしょうか?(あの~、すでにタイトルに書いてありますが。)
なんだか、米国製以上に米国製っぽい「501」に見えますが…。
リーバイス公式が、1993年に米国企画とヨーロッパ企画の「501」の様式を統一したと言っているので、
そりゃそうだってところでしょう。
トップボタン、フライボタンとも鉄分ありで磁石に付きます。
アウトシームはロック生地に割縫いの脇割、インシームはダブルステッチ。
裾はオリジナルレングスでシングルステッチ。
トップボタン裏を見てみましょう。
「273」の番号、それは、ひみつひみつひみつ ひみつのアッコちゃんではなく、ポーランド。
そう、昨今「ユーロリーバイス」なんてジャンルを創って、古着業者さんが高く売りつけている販売しているリーバイスヨーロッパ企画の「501」であります。
80年代~90年代のリーバイス社(Levi Strauss & Co.)の工場番号&所在地一覧
内タグだけは、どことなくヨーロッパの薫り(カホリ)が漂います。
「MADE IN POLAND」
型番:00501-0114
サイズ:W32×L32
製造時期:2400=2000年24週目(あくまでも推測です。90年代の内タグ、この後の年代の内タグも違う様式の物が使われているので。)
90年代のいい感じの「501」だと思いませんか?
米国製にこだわらなくてもという気持ちにもなりますが、理屈でなく「501」は米国製が欲しいという気持ちも理解できます。
1本か2本くらい貴方のコレクションにどうでしょうか。
(実は格安の501だったので、よく確認せずにポチったら米国製じゃなかっただけなんですが、これはこれで良い買い物だったなあ)
ところで、タイトルにある「アンドレアスモデル」なんて、聞いたことがないでしょう。
でも、あったんでですよ、「501」に「アンドレアスモデル」が。
内タグにもちゃんと記載があります。
☞Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION