80年代~90年代米国製リーバイス501レギュラーの年代判別方法

05/23/2021

0.はじめに

1980年から米国工場閉鎖の2003年までにリーバイストラウス社が製造した米国製501(セルビッジを持たないレギュラーモデル)を判別する方法を記しておきます。
とりあえず下記1から3の順番に絞り込んでいけば、2003年までにつくられた米国製501だけをピックアップできます。
さらに細かく年代を特定したいときは、4に進んで細部を検討してみましょう。
ただし、年代の境界については、あまり厳密に考えない方が良いと思います。
日本より遥かに広い米国で、しかも1980年代に、仕様変更のお達しが各工場に行き渡り徹底されるには時間がかかります。
いくつかの501に見られる”年代をまたいだ仕様”は、「いつ」という時間軸の要因だけでなく、「どこで」つくられたのかという場所的要因に由来するものかもしれません。
オールドリーバイスが語られるとき、「いつ」は意識されても、「どこで」については忘れられがちです。
デニムは、インディゴに染められた経糸と白い緯糸との綾織りで成り立っています。
オールドリーバイスは、我々を時間旅行へと誘って(いざなって)くれますが、「いつ」という経糸と「どこで」という緯糸とが織り重なるとき、その時間旅行は地理的な拡がりを持ったより壮大なスケールのものとなるはずです。
80年代~90年代のリーバイス社(Levi Strauss & Co.)の工場番号一覧
80年代~90年代のリーバイスの米国工場番号コードとは?


1.パッチのLOT番号「501」に®がついていないこと

パッチに「501®」と表記されているものは、全て、全部、くまなく、All却下。
パッチがない?→4に進んで内タグを確認しましょう。
内タグもない?→パッチも内タグもない501は購入をおすすめしません。それでもと言うなら、5に進んで各パーツを見て悩みましょう。(裾のステッチは裾上げしているかもしれないので、あまり重要視しないでね。)

2.パッチに「made in USA」表記があること

パッチに赤く「made in USA」とプリントされていないものを、全て却下。
(間違えやすい例 ⇒ 写真でみるリーバイス501レギュラー⑽-2002年フィリピン製(CONE XX17-1st JEAN CONSEPT)

3.セルビッジデニム(赤耳仕様)でないこと

レギュラー501に、セルビッジデニムを使用したモデルはありません。
(個人的には、「赤耳」と呼ばれる80年代初期の501はレギュラー501に含まれると考えていますが…。

※1~3の手順だけで、2003年~現在に至る約20年分の501と、LVC501を切り捨てることができます。

4.内タグで製造年月を確認

5.レギュラー501各年代別パーツの比較表

★バータックとはバックポケットのカンヌキ。★インシームとは内股

年代 パッチ 内タグ ボタン リベット バータック インシームステッチ トップボタン右の平行ステッチ 裾ステッチ
’81

CARE文字はスタンプ
LOT番号は黒スタンプ
ティアオフタブあり
例1
例2

鉄製 鉄製銅メッキ裏アルミ 裏から黒・紺


表からオレンジ

シングル オレンジ チェーン


シングル

’84
CARE文字はスタンプ
LOT番号は黒スタンプ

ティアオフタブなし
例1

鉄製 鉄製銅メッキ裏アルミ 表からオレンジ シングル


ダブル

チェーン


シングル

’87’89
CARE文字は赤プリント
LOT番号は黒スタンプ

ティアオフタブなし
例1
 

 

鉄製


ナイロンフット

鉄製銅メッキ・裏アルミ 表からオレンジ ダブル シングル
’87
CARE文字は赤プリント
LOT番号は赤中字印刷

ティアオフタブなし
例1
ナイロンフット


鉄製

鉄製銅メッキ裏アルミ 表からオレンジ ダブル シングル
’91


CARE文字は赤プリント
WPL423 R
LOT番号は赤太字印刷
ティアオフタブなし
例1

鉄製 銅・裏刻印なし 表からオレンジ ダブル シングル
’93


CARE文字は赤プリント
LOT番号は黒太字印刷
ティアオフタブあり
例1例2例3例4例5

 

鉄製JPラインは非鉄製 裏刻印あり 表からオレンジ ダブル


オレンジ

シングル

※この表に掲載している各仕様は100%の出現率ではありません。例外も多々存在します。

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Posted by shiba