写真でみるリーバイス501レギュラー(12)1990年米国製赤文字501前期モデル・ナイロンフットボタン仕様
【87(ハチナナ)赤文字モデル】
※このサイトでは、1980年頃から2003年米国自社工場閉鎖までの米国製Levi’s501を、下記の3つのモデルに大きく分類しています。
「80」(ハチマル)80年頃~87年頃 紙パッチのCare~文字が黒スタンプ(このサイトでは「赤耳」もこの区分です。)
「87」(ハチナナ)88年頃~93年頃 紙パッチの501の文字が赤字且つロゴタグ(87赤文字と記述することが多い。)
「93」(キューサン)94年頃~03年 紙パッチの501の文字が黒太字且つ刺繍タグ(93米国最終と記述することが多い。)
80年代-90年代リーバイス501レギュラー逸品館(Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION)
1988年頃から501のパッチに記載される「501」表記は赤文字の印刷となります。
(工場によっては、旧パッチに赤スタンプで代用しているものもあります。)
意外に知られていないようですが、赤文字501にも初期と後期があり、文字の太さとフォントが違います。
初期の方が若干細く、あっさりとしたフォントを使用しています。
赤文字501の特徴は、501史上最細ともいえるタイトスレートシルエットと取付位置が高いバックポケットです。
そして、空紡糸を使用した毛羽立ちが目立つフワフワとしたデニム生地。
この空紡糸デニムの501は、はっきりとしたヒゲやアタリが出難く、シボ感のある色落ちとなります。
縦落ちセルビッジデニム原理主義者が最も嫌う501がこの赤文字501です。
逆に言えば、この赤文字501のファンは、そこに最大の魅力を感じるわけです。
この空紡糸デニムを使った501は、今後二度と造られることはないでしょう。
この501はトップボタンとフライボタンの全てにナイロンフットボタンが使われています。
ナイロンフットボタン仕様の最末期の501ではないでしょうか。
トップボタン横のステッチは平行の紺色、リベット裏はまだアルミ。
インシームはダブルステッチ、アウトシームは白糸でロックされた脇割。
内タグは赤いリーバイスロゴ(レッドバットウィング)が奢られています。(白黒のバージョンもあります。)
Lot番号:501-5900
ボタン裏刻印=工場:552( サンアンジェロ(テキサス州))
80年代~90年代のリーバイス社(Levi Strauss & Co.)の工場番号&所在地一覧
製造時期:020=1990年2月
JPラインのため、日本語のタグも追加されています。
赤文字501は特に空紡糸の特徴が際立つ魅力多きモデルです。
細身のストレートシルエットと高く取り付けられたバックポケットにより、足長効果が期待できます。
低身長短足の日本人には打ってつけの501だと思われます。
米国製オールド501の中では一番安価で購入可能ですよ。
☞Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION
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