TeraStation2台体制でレプリケーション機能を追加
先日、TeraStation(NAS)のHDの全換装のミッションが終了したので、バックアップ関係に手をつけてみる。
とりあえず現状は、TeraStationにUSBで外付HDをつないでバックアップをしている。
今回は、今さらながら、そこにレプリケーション機能を追加してみよう。
レプリケーションとは、簡単に言えば、メインのNASの他にもう1台サブのNASを用意して、全く同じデータを同時に2台に書き込書き込ませること。メイン機に故障等が起きた場合に、すぐにサブ機に切り替えて業務を続けることが可能となる。
オークションサイトを覗いてみると、現在使用中の「TeraStation TS-XL/R5」は、10年前の古い製品なのでジャンク扱いでかなり安く売りに出ている模様。(ちなみに発売当時は10万円以上!)
オークションサイトに出品されているのは、ほとんどが通電OK、鍵なし、HDなし、HDケースなしのジャンク品。
HDケースが4個そろってないと面倒なので、HDケース4個付きのものを2,900円で落札(プラス送料1,000円ちょい)。ちなみに液晶画面が表示されないらしい。
紛らわしいので、前から設置しているTeraStationをTera①、今回購入したTeraStationをTera②と呼ぶ。
根がせっかちなので、Tera②に、先日Tera①から抜いた古いHDを4枚いきなり突っ込んで、電源を入れてみた。
NAS Navigator2でネットワーク上のTeraStationを検索してみたら…
なんと、ネットワーク上に現在運用中のTeraStationと全く同一の名前のアイコンが2つ現れた。
???
…何度やっても同じ。
頭を冷やして、ようやく理解した。
Tera①から抜いたHDは初期化していなかったために、Tera①の起動データがそのまま残っていて、NAS Navigator2はTera②をTera①と認識してしまったのだ。
ということで、一旦Tera①をネットワークから切り離す。
これで、Tera①と表示されているTera②をTera①と間違えずに操作できる。(ややこしい)
次に、問題となるのが、Tera②の設定画面にログインできるかである。
恐る恐る、設定画面で全てのTeraStationに共通の初期IDと初期パスワードを入れてみるが、結果は×。
それではと、Tera②を物理的に初期化。これで初期IDと初期パスワードに戻るはず。
結果、初期IDと初期パスワードで見事ログイン成功!
ここまでくれば、まず大丈夫。
まずは、紛らわしいTera①の皮を被ったTera②の名前をTera②に変更して、固定のIPアドレスを付与。(ややこしい)
続いて、前回同様にHDを一つづつ初期化して、RAIDを構築。ちなみに今回はRAID10がすんなり構築できた。
とりあえず、ここまででホッと一安心。
オークションで買ったジャンク扱いのTeraStation TS-XL/R5が見事蘇った。
最後に、Tera①をネットワーク上に戻し、Tera②にはTera①と全く同じ名前の共有フォルダを作って、各自に同期化する設定をする。
お互いの機器のLAN2のポートをイーサネットケーブルで接続。
検証の結果、無事にレプリケーションは機能している模様。
これにて終了。
ちなみに1月経過しても順調に稼働しております。