写真でみるリーバイス「519‐1523」歴史の生き証人part2-1981年536(旧3)メアリービル工場製コーデュロイパンツ
11月中旬の日曜日、東京地方の最高気温は24℃。
柴犬の額ほどの庭でも、ガーデニング仕事では汗ばむほどの陽気。
それでも時空も地球も廻っているらしく、来週からは冬の寒さがやってくるらしい。
寒い季節には、コットンではなくコーデュロイのパンツが似合ふ。
そんなわけで、ベージュカラーのコーデュロイパンツ、リーバイス「519‐1523」。
シルエットはオーソドックスなストレート。
バックポケットにアーキュエイトステッチはなく、タブは白色のスモールe。
パッチは元から付いていないのかな。
トップボタンは銅色、その下側にぶら下がるは42タロンZIP。
状態は良さそうですが、明らかにサイズが小さい。
この「519‐1523」は、W28のL34表記。(裾上げされていてL28相当。)
内タグの印字は薄れることなく、明瞭に読み取れます。
表面には、温水洗浄、通常コース、タンブラー乾燥の洗濯注記とサイズ。
裏面には、「519 1523」「1 81 536」
LOT「519‐1523」1981年1月 536-Maryville(TN) テネシー州メアリービル工場製の表示。
この記事の題名にある”歴史の生き証人part2”ですが、part1にあたるのは、下記の記事です。
写真でみるリーバイス505[3]20505-0217/歴史の生き証人1981年製532(旧8)ノックスビル工場製
ハイ、おわかりいただけましたでしょうか。
ワタクシがこんなサイズの小さな「519‐1523」を買った理由が。
トップボタン裏の刻印が「3」、内タグの工場番号は「536」。
「3」は「536」に変更になった事実がここで”ほぼ”証明されたわけです。
536-Maryville(TN) テネシー州メアリービル工場は、532‐Knoxville工場のすぐ南側に位置する1962年操業の古参の工場の一つ。
1950年代~1970年代のリーバイス社の工場番号(ボタン裏刻印)&所在地 を見てみると、本来は「10番台」の番号を振られてもおかしくないのに、欠番の「3」番を奢られています。
この辺は、アメリカ合衆国というか、リーバイス社の合理的な側面を窺える部分かなと感じますネ。
No Promises
No Lies
Just Truth
Levis
1979年、映画「ノーマ・レイ」が全米で公開されていた頃、テネシー州ノックスビルのすぐ南にある小さな町、メアリービルで、同様の現実のドラマが起こっていた。1979年の2日間、リーバイ・ストラウス社の労働者800人(90パーセントが女性)が、全米衣料労働者組合地方支部のメンバーとして大規模なストライキを起こした。それは5週間のストライキにまで発展した。(https://www.facingsouth.org/1981/12/we-stood)
この「519‐1523」は、そのストライキに勝利した女性従業員たちの手から生まれたものです。
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