「521」は、Denison工場!でも、やっぱりナゾ多し…そして楽し…
米国テキサス州のDenison(デニソン)工場の3桁の工場番号は「521」であることがわかった。
☞ リーバイス社の工場番号&所在地一覧(トップボタン裏刻印・リベット裏刻印リスト)-2003年まで-
かつてDenison工場に関する記事で、ワタクシは以下のように書いた。
ボタン裏に刻印される記号は、「17」→「D」→「7」→「?」と変遷。
80年代の3桁番号が未だに不明ですが、80年代のリストの羅列から推測するなら、「518」か「519」あたりでしょうか。
いやいや、「521」ですか。
この番号を発見したときにワタクシはねぇ、しばし唸りましたよ。
ちょっと想定外の番号だったのでねぇ。
そうですか、そうざますか、「521」ですか。(2回目)
あぁ、そうか、そうね、なるほど、「521」ですか。(3回目)
いやぁ、デニソン工場の記事を書き替えなアカンねぇ、「521」ですか。(…)
「521」刻印のあるボタンを持つ「70505」(以下、「521-70505」と呼ぶ。)は、市場で見かける機会は少なくはないと思います。
「521-70505」は、BIG-Eの赤タブを付けています。
Small-eの赤タブを持つ「521-70505」は、無いのではないでしょうか。(多分…。あったら、ゴメン。)
「521-70505」生産の終期は、遅くとも1972年頃までと推測されます。
一般的には、赤タブのBIG-EからSmall-eへの変更は1972-3年と言われているからです。
「521」刻印のあるボタンを持つ「557」は、存在しないと思います。(多分…。あったら、ゴメン。2回目)
「557」の時代は、「D」刻印です。(デニソンの場合の話しね、Obermanについては今回は触れない。)
「521-70505」生産の始期は、早くても1966年以降と推測されます。
「557」から「70505」へのLOT番号変更、ボタン裏刻印のアルファベットから数字への変更、そのいずれも1966年頃からと考えられるからです。
1967年の新コンピュータシステム導入がその理由です。☞ 1960年代後半のリーバイス・ビッグE「ダブルネーム」とは?
ところで、以前のデニソン工場のあれやこれやの記事内で、ワタクシはこう書きました。
「Denison」(デニソン)工場は、1949年に60人の従業員で、ヒューストン通りの古い建物にて操業を開始。
1966年3月15日には、市の北西にあるデニソン工業団地に巨大な新工場を建設して、移転しました。
移転後、「Denison」(デニソン)工場で、リーバイスジャケットが生産されることはありませんでした。
この部分を修正する必要がありそうですね。
移転後もしばらくは「Denison」(デニソン)工場で、リーバイスジャケットを生産していました。
1966年3月15日デニソン新工場へ移転
1966年6月1日Oberman社を買収
1967年夏、Oberman社は自社商品生産を終了しリーバイス商品へ転換(1967.2.26.The Commercial Appeal紙)
Oberman工場での生産商品変更を機に、「70505」ジャケットは「52」「522」「524」「525」「526」「527」「529」の工場へと引き継がれていくのでしょう。
☞ 「70505」リーバイスジャケット(Gジャン)のボタン裏刻印について(2/2)
さて、この記事で「70505」ジャケットを生産していた「52」「521」「522」「524」「525」「526」「527」「529」工場は、Oberman一味ではないかと書いたのですが、ハズレということになります。
「521」デニソンはリーバイス社の直営工場なので、「52」関連工場は、やはりジャケット生産工場の一味ということになりそうですかね。
それでは、「523」と「528」はどう説明するのか?
ところで、ワタクシは「521」刻印と「524」刻印のボタンの両方を持つ「70505」を所有しています。
「521」デニソン工場での「70505」生産を終了したとき、余剰資材等は、「524」エルパソ・サイプレス工場へと送られたことを示唆しています。
ワタクシは「17」刻印と「D」刻印のボタンの両方を持つ「557」も所有しています。
「17」→「D」→「521」デニソン工場はわかったけど、あるだろうと推測される「7」刻印はどこへいった?
また、ワタクシは「17」刻印と「A」刻印のボタンの両方を持つ「557」を所有しています。
「A」工場が「504」Amarillo(アマリロ)工場であるならば、1965年アマリロ工場開設時にデニソンから指導員とともに資材を送ったのか?
「A」工場は、同じ1965年開設のSanAngero(サンアンジェロ)ではないのか?
80-90年代の工場番号はかなりの数が判明しましたが、リーバイスの謎と謎解きの楽しさは少しも減りません。(変態)
一旦終了(従前のデニソンに関連する記事は少しずつ修正していきます…)


