「クリフサイド」/コーン・ミルズもう一つのデニム工場(Cliffside – Another Cone Mills denim plant)

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コーン・ミルズ社のホワイトオーク工場は1905年に開設され、2017年に閉鎖されるまでデニムを生産し、リーバイス社に提供していました。

ホワイトオーク工場開設の少し前1902年、実業家ローリー・ラザフォード・ヘインズがクリフサイド繊維工場(Cliffside Mills)を建設しました。

場所はラザフォード郡南部セカンド・ブロード川沿岸。

ノースカロライナ州では数少ない、そして最大の水力工場の一つでした。

ヘインズはクリフサイド工場の隣にダウンタウンを開発し、400戸以上の住宅、雑貨店、図書館、中央公園と遊び場、郵便局、スケートリンク、映画館などの施設が建設されました。

クリフサイド工場は南部最大のギンガム工場として知られ、41,000台の紡錘と1,500台の織機を備え、900人の労働者を雇用し、年間7,500俵の綿花を消費し、1日あたり約70,000ヤードのギンガムを生産していました。

工場はその後、複数の所有者に買収され、1927年にコーン・ミルズ社が株式を取得して経営権を取得、1951年に完全に合併しました。

1974年、コーン・ミルズ社はクリフサイド工場に新しいデニム工場を増設し、そのデニムはリーバイス社にジーンズ用として販売されました。

2003年11月、クリフサイド・ミルズは正式に閉鎖されました。

クリフサイド工場が最終的に閉鎖された際も、そこで生産されていたのはデニムであった。

ダウンタウンは消え去りました。


リーバイス501の80年代から90年代のCareタグ(内タグ)に記載された「CS」。

このアルファベットはデニムを生産提供した会社=Denim Supplier(D.S.)を識別するコードであると先日記事にしました。

80sー90sリーバイス製品の内タグに表記されたアルファベット記号の秘密

「501」では、「C」「CS」「CO」の3種類が確認されています。

下記の表はセルビッジを持たない幅広デニムを採用した1980年頃からの「501」のCareタグ情報を抽出したものです。

(ほぼワタクシ保有の501ですが。)

D.S.FactoryMfgLineLot
2003年以降のメキシコ製「501」は「C」
2051035540103US5010000
5031065541102US5010000
4508CS135530502US5010115
2146CS205530601JP501xx
1840015530501US5010169
902153791100JP501
1118CS065530800JP501xx
1032CS155530800JP501
1083CS085530800JP501
2778CS085530700JP501
2418CS135530600JP501
2529CS215530600JP501
1956025530400JP501xx
8919305110300US5010169
8808CS035240599US5010100
1055255240199JP5016215
4042CS115531198JP6501
1807075530398JP501
1179275530198JP5016215
1055245010997JP5016182
457CO055440197US65010115
1978075011196JP501
3782CO235320896US5010115
839235110196USG5010193
485CS135220995JP5010000
3253CS105320195US315010191
617CO206530694US5010000xx
1897CO55200194US5010115
227CS406530194US15010117xx
114CS2?55508935015900
374CO396530293JP5010000
251CS1365312925010000
970CS20552102JP5010000
180CS1855509925015900
268CS20552071JP5015900
908CS19552011JP5015900
5003CO795201005010000xx
?1CO136531005010115
8405605110905010115xx
369CS03552020JP5015900
1288285530395010190
2274524029501
5550485010000xx
54411875010115
6530875010000
6530775010000
5221065010115
5220465010000
5150265010000
653355501
520555501
52015215010117
16821555985501
860?6538855010115
1370385327855010119
5181019455010115
4342719355010115
4725555385501
558544501
121353210845010115
32140653384501
6039653783501
524331501
23130558183501
3928299827010117
62211558782501
52412501
62320532781501
49637558581501
278T182380501

「C0」は、コーン・ミルズのホワイトオーク工場であろうということは、先日の記事で書きました。

∵1992年BIG-E復刻501のデニムはホワイトオーク工場の改変版ドレイパーX3織機で生産されたことがわかっている。

「C」も、もちろん、ホワイトオーク工場でしょう。

∵1970年代中頃から80年代のセルビッジ付501は「C」のみなので(この表にはないけれど)、「C」がコーンミルズであることは間違いない。セルビッジ付幅狭デニムを生産していたドレイパーX2はホワイトオーク工場にしかない。

「C」と「C0」は同じで、「C0」記号を使っているリーバイス工場は限られており、「CS」と判別するためのコンピュータ上のデータ管理の都合なのかなと。(弱気)

「CS」は、クリフサイド(Cliffside)工場を意味するのではないか?

∵”1974年、コーン・ミルズ社はクリフサイド工場に新しいデニム工場を増設し、そのデニムはリーバイス社にジーンズ用として販売された。クリフサイド工場が最終的に閉鎖された際も、そこで生産されていたのはデニムであった。”(上記クリフサイド工場の説明参照)上記の表から「CS」が消えるタイミングと工場閉鎖のタイミングが合致している。

決定打は、White Oak Legacy Foundation(ホワイトオークレガシー財団)のSNS投稿です。

Cliffside is a town in North Carolina in Rutherford County. Also, the name of the plant that made most of the wide 501 fabric for Levi Strauss & Co. in the 1980’s. In 1995, Cone Denim (owner of Cliffside Mills) shipped more than 35 million yards (over 1,000 containers) just to Levi Europe. Most of that went to the port of Antwerp, Belgium.(クリフサイドはノースカロライナ州ラザフォード郡の町である。また、1980年代にリーバイ・ストラウス社向けに501幅広生地の大半を生産した工場の名称でもある。1995年、コーン・デニム(クリフサイド・ミルズの所有者)はリーバイス・ヨーロッパだけで3,500万ヤード以上(1,000コンテナ超)を出荷した。その大半はベルギーのアントワープ港へ輸送された。)

なお、ホワイトオーク・レガシー財団(ホワイトオーク工場の跡地を本拠)は、ドレイパーX3の管理者としてコーンミルズの歴史を含むグリーンズボロとデニム生地産業との歴史的つながりの保存活動を調整するとともに、ファッションビジネスや持続可能なサプライチェーン物流への学生の積極的な参加を促す組織とのこと。


今後、加筆修正予定。

なお、コーン・ミルズについては別途新たな記事を上げる予定。(1年内をめどに…。)

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Posted by shiba-ken