写真でみるリーバイス501レギュラー(4)1999年米国製USラインのユーズドルック501
【93(キューサン)米国最終モデル】
※このサイトでは、1980年頃から2003年米国自社工場閉鎖までの米国製Levi’s501を、下記の3つのモデルに大きく分類しています。
「80」(ハチマル)80年頃~87年頃 紙パッチのCare~文字が黒スタンプ(このサイトでは「赤耳」もこの区分です。)
「87」(ハチナナ)88年頃~93年頃 紙パッチの501の文字が赤字且つロゴタグ(87赤文字と記述することが多い。)
「93」(キューサン)94年頃~03年 紙パッチの501の文字が黒太字且つ刺繍タグ(93米国最終と記述することが多い。)
80年代-90年代リーバイス501レギュラー逸品館(Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION)
1999年5月米国製、USラインのリーバイス501レギュラーです。(年代特定は内タグ写真を参照。)
ユーズドルック仕様で、初めから前後のポケットのほつれ加工やウォッシュ加工がされたモデル。
この年代のJPラインの「501」と生地感が少し異なる気がします。
JPラインとは違う工場でユーズド加工がされているからなのかもしれません。(内タグ記載の913工場で仕上加工されたものと思われます。)
古着で購入したもので、前所有者が裾上げをしたようで、裾部分のみ”当たり”がついていません。(購入してから2、3回洗濯してますが。)
LOT番号501-0100、米国524工場製(テキサス州のエルパソ工場)
⇒80年代~90年代のリーバイスの米国工場番号コードとは?-3-
W31-L34(前所有者が裾上げしていてL32.5くらいで、W31の表記ながら、腰回りがかなりルーズで、ベルトなしだとつらいサイズです。)
シルエット、紙パッチは、JPラインと同仕様。
トップボタンのみスチール製で磁石に付きます。
内タグはもちろん英語オンリー。
1998年にリーバイス社は、米国内の13の工場を閉鎖しました。
1999年初頭には、さらに11工場の閉鎖を発表しています。
その1999年閉鎖工場の1つがこの524エルパソ工場で、700人もの従業員が離職することになりました。
今回紹介した「501」は、まさにそんな時代に524エルパソ工場でつくられたものです。
524エルパソ工場の従業員は、どんな思いでこの「501」を縫製したのでしょうか。
☞Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION