写真でみるリーバイス501レギュラー(51)ハードボイルド米国最終501xx/2000年553工場製
現在進行形で着用中(2025年3月1日現在)の「93米国最終501」のうち、ウェスト・レングスともに最も小さな個体の紹介だ。
紙パッチ上のスタンプは、「501xx」「W30 L36」。
いわゆる「STF」シュリンクトゥフィット。
洗濯後縮んだウェストは、同サイズの「501WA」(ワンウオッシュ)と比較して、0.5インチほど小さい。
ジャストサイズとはこの「501xx」のための言葉だ。
この「501xx」を穿くにはある種の流儀が必要だ。
男同士の座敷での飲み食いに着用してはならぬ。
「501」愛好家は、Tシャツ一枚がやっと入る程度のこのサイズが似合わなければならない。
JP企画の内タグ表面に刺繍された拙い日本語フォントが愛おしい。
この日本語タグの「501」、ニセモノは多分ないので安心だ。
内タグ裏面も安心の553サンベニート工場の2000年8月製。
このW30「501xx」も、W31「501xx」同様、糊落とし直後の濃紺状態だったが、既に裾上げ済みであった。
さて、注目すべき点は、左足の裾の脇割部。
脇割の片側を倒したまま裾上げされているのだ。
これは、多分、イヤ、絶対、前所有者が狙ってやったものだろう。
なるほど、結構なこだわりをお持ちの方のようだ。
ワタクシなら絶対にやらないが、これはこれで良いではないか。
この「501xx」をいつ購入したのかは思いだせない。
3年ほど前だろうか、宅配で届いた荷物はジップロックで密封されていた。
ジップを解いた瞬間に、鼻腔に纏わりつく強烈なニコチン…。
「93米国最終501」の最終期は、色落ちしないことで名を馳せている。
(違う個体の4年後→ 無頓着というこだわりの美学/米国最終501xx)
「501xx」は、「501WA」(ワンウオッシュ)と比べると、紺というか黒がより強い。
星降る八ヶ岳、「501xx」、バーボン、レイモンド・チャンドラー。
あっ、ワタクシ、お酒飲みません…
☞ Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION
※このサイトでは、1980年頃から2003年米国自社工場閉鎖までの米国製Levi’s501を、下記の3つのモデルに大きく分類しています。
「80」(ハチマル)80年頃~87年頃 紙パッチのCare~文字が黒スタンプ(このサイトでは「赤耳」もこの区分です。)
「87」(ハチナナ)88年頃~93年頃 紙パッチの501の文字が赤字且つロゴタグ(87赤文字と記述することが多い。)
「93」(キューサン)94年頃~03年 紙パッチの501の文字が黒太字且つ刺繍タグ(93米国最終と記述することが多い。)