写真でみるリーバイス501レギュラー(49)ごく普通の「93米国最終501」が好き/2000年7月553工場製「501WA」

リーバイス社が米国内の自社工場で製造した最後の「501」。

1994年頃から2001年頃につくられた「93米国最終501」。

古着界隈では、「90s501」だとか「最終USA製501」なんて呼ばれている。

90年代の「501」を一括りにするな。

「87-501」(いわゆる赤文字501)と「93-501」は、あなた方が言う「66前期」と「66後期」ぐらいに、いやそれ以上に違う。

「93米国最終501」が好きだ。

普通の「93米国最終501」のご登場。

日本での品番は「501-01WA」。

「xx」のついた糊付「501xx」ではなく、定番のストーンウオッシュでもない、ワンウオッシュされただけの「501-01WA」。

(こちらの個体です。この記事が2021年なので古着で購入して約4年、現在も穿き続けています。)

限定だとか、復刻だとか、プレミアムとかではなく、お店にいつも並んでいる(当時並んでいた)レギュラー「501」。

普通の中でも最も普通の「501」。

この「93米国最終501」に限らず80年代から90年代の「501」を過去の「501」と比較してとやかく言うマニアがいる。

90年代のヴィンテージジーンズの流行は、80年代後半から90年代の「501」を否定することから始まった。(とワタクシは認識している。)

赤耳がどうの。縦落ちがどうの。良い色落ちとはなんちゃら。ヴィンテージの定義は生地…。

その時代を生きた人間の価値観は簡単には変わらないのだろう。

「ヴィンテージ」とは、一般的には「古くて価値あるもの」を指す。

「古い」とは客観的に数値化できるが、「価値ある」とは時代や地域、個人によっても変わる。

いや、もう言うまい。

もうすぐ強制退場となるだろうから。

「93米国最終501」が好きだ。

40年代の「501」が、50年代のそれが、60年代のそれ、70年代の、80年代も好きだ。

時代の必然から生まれた生地や仕様を持つ「501」を、そのまま「501」として受け入れて楽しみたい。

00年代以降の「501」?

ワタクシももうすぐ強制退場させられるので。


☞ Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION


※このサイトでは、1980年頃から2003年米国自社工場閉鎖までの米国製Levi’s501を、下記の3つのモデルに大きく分類しています。
「80」(ハチマル)80年頃~87年頃 紙パッチのCare~文字が黒スタンプ(このサイトでは「赤耳」もこの区分です。)
「87」(ハチナナ)88年頃~93年頃 紙パッチの501の文字が赤字且つロゴタグ(87赤文字と記述することが多い。)
「93」(キューサン)94年頃~03年 紙パッチの501の文字が黒太字且つ刺繍タグ(93米国最終と記述することが多い。)


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Posted by shiba-ken