写真でみるリーバイス501レギュラー(34)センタープレスはお好き?1987年653ボールドウィン工場製
【87(ハチナナ)赤文字モデル】に入れておきます。
※このサイトでは、1980年頃から2003年米国自社工場閉鎖までの米国製Levi’s501を、下記の3つのモデルに大きく分類しています。
「80」(ハチマル)80年頃~87年頃 紙パッチのCare~文字が黒スタンプ(このサイトでは「赤耳」もこの区分です。)
「87」(ハチナナ)88年頃~93年頃 紙パッチの501の文字が赤字且つロゴタグ(87赤文字と記述することが多い。)
「93」(キューサン)94年頃~03年 紙パッチの501の文字が黒太字且つ刺繍タグ(93米国最終と記述することが多い。)
前回同様、87赤文字501の紙パッチに黒細字501ということは、80(ハチマル)の後、87赤文字501の直前の時代の501です。
内タグを確認してみましょう。
またまた、前回と同じく1987年の653ボールドウィン工場製です。
同じ1987年ですが、こちらは一月遅れの8月。
「653」刻印に、脇割のロック糸は金(橙、黄ともいう)。
前回と違うのは、いたって普通の「銀色」ボタン。(やっぱり、ナイロンフットボタン)
501-0000なのでSTFだと思われるけれど、加工のようなアタリ。
米国から海を渡ってきた個体のようです。
「センタープレス」跡が、良い仕事をしております。
かつては、「センタープレス」?という印象でした。
最近になって、ス・テ・キと思い始めています。
米国中南部的な雰囲気が良いんですよね。
この個体の持つ「ヒゲ」や「ハチノス」の感じは、個人的には買わない表情です。(”縦落ち赤耳原理主義者”が好む極端なヒゲ、ハチノスは、キ・ラ・イ。)
しかしながら、「センタープレス」込みで見ると、不思議にカッコよく見えてきます。
特に後ろ姿が良い。
両脇ベルトループ2本と紙パッチによる、センターに向かってプレスをかけるハーフラインのフォーメーション。
視線を送ってバックポケットを飛び越えると、そこには「ハチノス」の敵ディフェンス勢の複雑なライン。
そのディフェンスラインを突破する、センタープレスによるフォワードの力強くも美しい一本の白いライン。
センタープレス、あなたはお好きですか?
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☞ Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION