写真でみるリーバイス501レギュラー(60)/格上の裾上げ/1985年555工場製501赤耳
マニアさんには1枚目の写真の足の捻じれと色味だけで、ほぼその素性がバレてしまう「501」。
アナタの想像どおり、いわゆる「赤耳」と呼ばれている1980年代前半の、アウトシームの端に赤耳を持つ「501」ですネ。
紙パッチのLOT番号とサイズ表記の黒インクは40年の月日の記憶とともに何処かに忘れてきてしまったのでしょう。
内タグには、1985年3月、555サンフランシスコ(バレンシアst)工場、W30・L36。
なお、当サイトでは「赤耳501」も「80(ハチマル)」扱いです。
この「赤耳501」は、同時期の赤耳を持たないいわゆる「脇割501」を「レギュラー501」として画然と区別するのが一般的ですが、当サイトでは赤耳があろうがなかろうが、その製造年代のみを判断材料として、どちらも「80(ハチマル)」という区分に入れております。
赤耳はしっかり開いた状態でキレイにアタリも出ていますし、いかにもの赤耳ブルーの状態が良い「501」です。
やはり気になるのは、裾ですよネ。
ユニオンスペシャルによるチェーンステッチなのか、シングルステッチなのか、なんていう論点を超越した、ある意味良い仕事をしています。
ジーンズショップではなく、町の洋服お直し屋さんにお願いしたのかもしれません。
前のオーナーさん、この裾直しが気に入らなかったのか、1回も穿いてないのではないでしょうか。
でもね、この裾上げがあったからこそ、この「赤耳」は唯一無二の「501」に仕上がっています。
ワタクシは、こんな「501」が好きで愛おしくてたまらないわけです。
市場価値としては下がってしまうのかもしれませんが、モノは良いものですから、大事になすってください。
ワタクシ?、もちろんこの状態のまま穿きますよ。
*詳しい年代判別方法は☞80年代~90年代米国製リーバイス501レギュラーの年代判別方法
*80年代-90年代リーバイス501レギュラー逸品館(Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION)