写真でみるリーバイス501レギュラー(61)/フレンチアルプスの薫り/1993年511工場製501
長野県・八ヶ岳連峰未宝岳。長野県警の大和敢助が雪山で“ある男”を追っていた時、不意に何者かの影が敢助の視界に。気をとられた瞬間、“ある男”が放ったライフル弾が敢助の左眼をかすめ、大きな地響きとともに雪崩が発生。そのまま敢助を飲み込んでしまい―
10ヶ月後。国立天文台野辺山の施設研究員が何者かに襲われたという通報を受け、雪崩から奇跡的に生還した敢助と、上原由衣が現場へ駆けつけた。事情聴取のさなか天文台の巨大パラボラアンテナが動き出すと、負傷し隻眼となった敢助の左眼がなぜか突如激しく疼きだす…
2025年4月、劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』が公開され、大ヒット上映中ですネ。
野辺山宇宙電波観測所に聖地巡礼の旅に是非お越しくださいませ。
ゴールデンウィークは八ヶ岳へと足を運びましたが、桜、スミレ、馬酔木等の花々が待ちわびた春を謳歌しておりました。
久しぶりに清泉寮にも顔を出してみましたが、富士山、南アルプス、八ヶ岳を望む眺望はやはり見惚れます。
93米国最終「501」。
結構色落ちは進んでいますが、全体的にキレイに満遍なく色抜けして薄くなったブルーがステキ。
前回の「501赤耳」のような、発色の良い均一な青色ではなく、わずかに斑模様が浮き出るくすんだブルーがシブイ。
トップボタン裏には511の刻印=エルパソ工場(El Paso Kastrin Plant)製。
紙パッチには、93米国最終501の黒字の太いフォントにW31・L30の表示。
L30は、ワタクシ的には少し短いけれど、この薄い青と相まって初夏に穿くには良さそう。
この「501」で気になるのは、リベットの裏側。
この時代の「501」では共通仕様の溝アリ・ロゴ入りですが、光沢がなく黒錆びのような状態になっています。
内タグもいつもの「93米国最終501」の刺繍タグではありません。
英語(米語)に続けてフランス語が併記されています。
「31/30」はサイズ、「511M」は工場番号、「501」LOT番号、「0193」は製造年月=1993年1月。
サイズ表記の数字に続く「00 000」がちょっと気になるけれど、良くわかりません。
米国向けでもなく、日本向けでもなく、フランス語圏の国向けの「93米国最終501」なのでしょう。
ヨーロッパアルプスのフレンチブルーの色気漂う「501」といったところでしょうか。
最後にヨーロッパアルプスの牧歌的な雰囲気が漂う高原からの眺めをどうぞ。
*詳しい年代判別方法は☞80年代~90年代米国製リーバイス501レギュラーの年代判別方法
*80年代-90年代リーバイス501レギュラー逸品館(Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION)