写真でみるリーバイス501レギュラー(18)2013年「501‐1487」JPライン2013年モデル
今回ご紹介します501レギュラーは、JPラインの2013年モデルです。
米国工場閉鎖から10年経過した501とは、どんなもんでしょう。
初めに断っておきますが、JPラインですので、当時米国で流通していた501stfとは全く別物です。
今回は米国最終モデルと並べて写真を撮ってありますので、比較しやすいかと思います。
所詮レギュラー501だろと思われるヴィンテージマニヤの方は、そっとブラウザのタブを閉じてくださいませ。
向かって左側が2013年モデル「501‐1487」2013年11週目製 W31L32 4459工場(ヴェトナム)
向かって右側が米国最終モデル「501」2000年6月製 W31L32 553工場(米国テキサス州サンベニート)
この「501‐1487」(2013)は、ウオッシュドヴィンテージというイケてる名称の付いた、いわゆるユーズド加工モデル。
「501‐14」が親番号で、下2桁の数字が大きくなるに従って色が薄くなります。
501‐1484ワンウォッシュ
501-1485オーセンティックヴィンテージ
501-1486エイジドヴィンテージ
501‐1487ウオッシュドヴィンテージ
この2013年モデルのセールスポイントは以下のとおり。
12.5ozのCone製デニムを使用した501。コーンミルズ社の文献に残る1909年製の極濃色インディゴをイメージして作り上げた、XXX9デニムのアップデートバージョンを使用。経糸に異なる太さの糸をミックスしたデコボコ感のある表情が特徴的で、デニムの原点を思わせる、穿き込むほどに味わいを増すスペシャルデニムとなっている。カラーは、ヴィンテージの豊かな風合いが魅力のウォッシュドヴィンテージ。
501(2013モデル)の特徴:
・ウエストが広がり、すっきりとしたヒップ周り
・バックポケットの開口が大きくなり、利便性アップ
・膝から裾にかけて、スリムになり、よりモダンなシルエットに
シルエットの変更というのは、対2008年モデルということなんでしょう。
以下、筋違いでしょうが、米国最終モデルとの比較ですので、勘違いしないようにお願いします。
ひざ下がスリムという触れ込みは、米国最終モデルと比較すると、逆に広がってます。
しかしながら、実際に穿いてみると、これがなかなか美しいシルエットで、米国最終モデルよりモダンな感じです。
というか米国最終モデルが野暮ったいという方が正解かもしれません。
腰回りは確かに広がっており、股上も浅くなったことも影響してか、おじ様体形の方にはしっくりくる造形となっております。
ただし、腰に対してウエストが細めで、ベルトレスでジーンズを穿くワタクシにとっては、とにかくウエスト付近がゆるゆるで落ち着きません。
ユーズド加工に関しては、ちょっとわざとらしい感じに見えますが、やはり実際に穿いてみるとシルエットの美しさも相まって、これまたなかなかに素敵です。
あと細かいところは写真を見ていただければわかるとおり、ベルトループ、各所のステッチ、トップボタン及びフライボタン、バータック、打ち抜きリベット…などなど、かなりヴィンテージ501を意識した造りになっています。
(まあ、そこまで拘っても、セルビッジデニムではないというただ1点のみの理由で売れなかったんでしょうけど…)
この拘ったヴィンテージ仕様は、残念ながら?2018年モデルからは姿を消してしまいます。
リーバイスジャパンも気付いたのでしょう、日本ではとにかくセルビッジデニムでなければ売れないと。
そんな風潮を嘆いてばかりでも仕方ないので、話しを元に戻しますが、この2013年モデルの501の最大の魅力は、シルエットの良さとこだわりのコーンミルズ社のデニムの風合いです。(革パッチは、さすがにちょっと…ですが。)
米国最終モデルよりも、W、Lとも少しオーバーサイズなので、それぞれワンサイズ落としてもいいでしょう。
新品はまだネットでも売っているようですが、10,000円前後もするので、ちょっと微妙ですね。
古着なら2,000円程度から購入可能ですよ。
🔗’現行リーバイスのジーンズの内タグの読み方(製造年代・販売ライン・工場判別)