写真でみるリーバイス501レギュラー(41)ジーンズを育てるって何かね?1984年532Knoxville工場製501-0115
【80(ハチマル)モデル】
リーバイス「501」といえばぁ、シュリンク・トゥ・フィット(STF)だよねぇ。
パリッパリッのぉ糊付きのぉ生デニム「501」をぉ、ぬるま湯に付けてぇ糊を落としてぇ、乾かしてぇ縮めてぇ体にフィットさせるのぉ。
穿いてぇ、伸びてぇ、洗ってぇ、また縮んでぇ、これを繰り返してぇ、「501」をぉ「育てる」のぉ。
ジーンズを「育てる」ってぇ、こっちの意味だとぉ思ってたのぉ。
体にフィットさせるよりぃ、色落ちだけがぁ重要みたいなのぉ、今の風潮はぁ。
だったらぁ、ジーンズじゃなくてもぉ、良くないぃ?
追記)あっ、だからぁ、みんなぁ、ジーンズぢゃなくぅ、デニムって言うんだぁ!
今回ご紹介するのは、1980年代の「501‐0115」。
「501‐0117」(80年代以降は「501‐0000」)STF伝統の糊付き未洗いではなく、ウオッシュ・リンス加工済みで、購入時から既に縮まない「501」。
全く縮まないわけではないのですが、「501」STFほど(8%)には、縮まない(3パーセントくらい?)ってことですかね。
紙パッチの赤色部分は消失して、LOT番号とサイズの黒色だけが浮かび上がっております。
内タグの表には、毎度お馴染みの「縮率」の記載はございません。(ワタクシ、縮まないので。)
内タグの裏には、LOT501-0115 10 84 532 の記載。
1984年10月532Knoxville(ノックスビル)工場製。
この「501-0115」のLOT番号を持つワンウオッシュ「501」は、80年代に入ってから生まれたもののようです。
初期の「501-0115」は、532Knoxville(ノックスビル)工場製が多いので、米国東部向けに開発されたのかもしれません。
サイドのベルトループは、後ろ側に配置されています。
インシームはシングルステッチにアウトシームは脇割縫いでロック糸は白色。
裾のステッチは、チェーンステッチですが、オリジナルレングスっぽい感じ。
赤タブは、サークル®。
バックポケットのバータックは、表側からオレンジの糸。
現代日本の「色落ち」マニアさんたちには、あまり好かれない色に仕上がっております。
ジーンズ好きが増えるのは好ましいことだけれど、「育てる」ブームはいつまで続くのでしょうか。
愛すべきジーンズを穿いているのに、ある種の修行のようにもワタクシには見えますが、大きなお世話でしょう。
多様性の時代ですからね。
☞Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTIONs