写真でみるリーバイス501プレミアム・2003年TaylorTogs製「HESHER LOWRISE STRAIGHT LEG」
「Taylor Togs」シリーズ3部作
1 写真でみるリーバイス501レギュラー(50)/怖いモノしらずの大胆なユーズド加工/2000年11月379米国TaylorTogs製「93米国最終501」
2 写真でみるリーバイス501プレミアム・2003年TaylorTogs製「HESHER LOWRISE STRAIGHT LEG」
3 写真でみる「rag&bone」ジーンズ(2006年前後Handmade in N. Carolina.)*服にはロマンスも必要です
地元企業である「Taylor Togs」のおかげで、ノースカロライナ州テイラーズビル(Taylorsville)の郡庁所在地は、リーバイ ストラウスカンパニーの国内最大のジーンズ生産者の所在地である。 1 年間で約 150 万本のジーンズが、世界最新鋭のジーンズ仕上げ工場の 1 つを通過し、国内および世界各地の小売店へと送られる。
1971年に設立された「Taylor Togs」は、古い校舎でジーンズの生産を開始した。最初の生産ラインには約 20 人の従業員が従事し、「Anvil」ブランドのジーンズと「Taylor Togs」のジーンズ ラインを生産した。オーナーのGrier Lackey氏は、過去 31 年間で会社が 3 つの施設と約 400 人の従業員を擁するまでに成長するのを見守ってきた。
「Taylor Togs」は、ノースカロライナ州のマイカビル(Micaville)とベイカーズビル(Bakersville)にも生産施設を持っている。テイラーズビルの施設は、ジーンズの最終生産が行われる仕上工場であり、ここでジーンズは洗浄され、今日のファッションに求められる、最も重要な使い古した外観が与えられる。
仕上工場の施設は、同社の生産工程における至宝です。今日の世界では、ジーンズは、プレウォッシュの感触と外観になるまでジーンズとは言えません。これは聞こえるよりもはるかに複雑で、実際、 Lackey氏はその工程を「芸術的」と呼んでいます。
「人々は、私たちが 1971 年に製造していた硬いジーンズを求めていません」と彼は笑顔で語りました。「人々が求めているのは、着古したように見えるジーンズです。」
www.carolinacounty.comより抜粋して翻訳
前回の続編と言ってもよい、「Taylor Togs」製の「501」(正確には501でないが…)を紹介します。
リーバイス社から委託を受けて同社の衣料を生産していた「650」J.A.Lamy、「653」LuckyStarは、1998年にその契約を終了しましたが、「Taylor Togs」の契約も1997年の年末で切れる予定でした。
詳しい経緯は分かりませんが、何とかその契約を延長したのでしょう。
JP企画の2000年製の「501」「505」「517」を製造し、その後同社は、リーバイスのプレミアムラインやLVCといった高級ジーンズに活路を見出しました。
327=仕上工場 643М=縫製工場 0803=2003年8月製
「501」の高級ラインということでしょうか。
「Taylor Togs」は廃業しましたが、リーバイプレミアムというプレミアムラインは、現在まで続いています。
敗北に疲弊した「Taylor Togs」が閉店。
高級衣料だけではノースカロライナ州のデニムメーカーを救うには不十分。
南東部に残る数少ないブルージーンズメーカーの一つ、「Taylor Togs」が廃業し、ノースカロライナ州西部の2つの工場を閉鎖する予定で、約160人が失業することになる。
同社はかつて、リーバイス社やラングラー社向けにベーシックジーンズを週6万本生産し、利益を上げていた。
しかし近年、これらの企業が生産を国外に移転した後、「Taylor Togs」は、国内デニム市場の小さいながらも成長しているセグメントを構成する、より高価な(150ドル以上)プレミアムジーンズやビンテージスタイルのジーンズを少量生産することで生き残りを図ろうとした。
結局、注文数が少なすぎて、週平均約1,200足で、諸経費と人件費が高すぎて利益が出なかったという。
ヤンシー郡にある「Taylor Togs」のマイカビル(Micaville)工場は、約50年間ジーンズの裁断と縫製を行ってきた。金曜日の午後12時6分、同工場で最後のジーンズが作られた。このジーンズは、同ブランドの高級ビンテージコレクションの一部である1971年製リーバイス517スタイルのレプリカだった。
Charlotte.com(2007年10月13日)より抜粋して翻訳