写真でみるリーバイス501レギュラー(45)-多様性の時代に超絶レアな片耳付きの米国最終501(2000年553工場製)
2000年8月米国テキサス州553サンベニート工場製のリーバイス501のご紹介です。
ワタクシが最も好きな「501」の一つである「93米国最終501」。
6本の「93米国最終501」を現在進行形で穿きまわしています。
このブログに紹介していない「93米国最終501」のストックもまだあります。
だから、「93米国最終501」はもう買わないと決めたのに…
かなり穿き込まれて、色落ち具合は限界集落に辿り着きそうな勢いです。
しかも両膝に穴が開いており、裾もズタボロ状態。
「W30・L32」はワタクシのベストサイズですが、実寸30インチほどに裾上げされていて、ツンツルテンで自分で穿くには躊躇します。
この個体を購入する理由は全くもって見当たりません。
日本企画のロット番号「501」
工場番号「553」米国テキサス州サンベニート工場 2000年8月製造
ん?
んん?
えっ?
こ、こ、これは?
左足のアウトシームの片側に「耳」?
内側から水色、ピンク、白の三色の糸でほつれ止めの処理がされている?
さらにご丁寧に白糸でロック処理。
ハジメテ ミタヨ コンナノ。
これって超絶レア?
試しにググってみましょう。(死語)
おっと1本だけ似たような501が見つかりましたよ。
仙台市の古着屋『ハイスマイル』の通販サイトで過去に販売していた、1990年8月653工場製ブラック501
80-90’s Levi’s 501 BLACK 右脚のみ片耳仕様 “DEADSTOCK”
同じ片耳なんだけど、あちらは内側から橙、水色、白の順番。
こちらは2000年8月、あちらは1990年8月ということで、ピッタリ10年の差ってのは単なる偶然?
購入後直ちに、購入価格の2倍の金額でリペア修理していただきました。
(賢い子は、☝の1行で購入価格の安さを想像していることでしょう。)
さて、水色、ピンク、白の三色で思い浮かぶのは、下に載せた写真のフラッグ(旗)。
このフラッグは、アメリカのトランス女性であるMonica Helmsによって1999年にデザインされ、アメリカのアリゾナ州フェニックスで2000年に行われたプライド・パレードで初めて使用されたとのこと。(トランスジェンダー・プライド・フラッグ)。
今回の「501」と時期がピタリと当てはまるけれど、こちらも単なる偶然?
現在進行形で穿いている6本の「93米国最終501」には、昨年2024年におろしたレディースの「6501」も含まれます。
前回ご紹介した「上五目501」は、レディース501を多く製造していた544マッカレン工場製でした。
ジェンダー(Gender)に関する話題が続いたのは単なる偶然です。
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追記)なんとヤフオクに同一仕様の個体が出品されています。(https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h1130799531)
もしかしたら誰も目に留めなかっただけで、意外に存在するのかも?
あなたの「501」も要チェックよ!
80年代~90年代リーバイス501レギュラー逸品館(Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION)
※このサイトでは、1980年頃から2003年米国自社工場閉鎖までの米国製Levi’s501を、下記の3つのモデルに大きく分類しています。
「80」(ハチマル)80年頃~87年頃 紙パッチのCare~文字が黒スタンプ(このサイトでは「赤耳」もこの区分です。)
「87」(ハチナナ)88年頃~93年頃 紙パッチの501の文字が赤字且つロゴタグ(87赤文字と記述することが多い。)
「93」(キューサン)94年頃~03年 紙パッチの501の文字が黒太字且つ刺繍タグ(93米国最終と記述することが多い。)