写真でみるリーバイス501レギュラー(45)-多様性の時代に超絶レアな片耳付きの米国最終501(2000年553工場製)

2025-01-18

2000年8月米国テキサス州553サンベニート工場製のリーバイス501のご紹介です。

ワタクシが最も好きな「501」の一つである「93米国最終501」。

6本の「93米国最終501」を現在進行形で穿きまわしています。

このブログに紹介していない「93米国最終501」のストックもまだあります。

だから、「93米国最終501」はもう買わないと決めたのに…


かなり穿き込まれて、色落ち具合は限界集落に辿り着きそうな勢いです。

しかも両膝に穴が開いており、裾もズタボロ状態。

「W30・L32」はワタクシのベストサイズですが、実寸30インチほどに裾上げされていて、ツンツルテンで自分で穿くには躊躇します。

この個体を購入する理由は全くもって見当たりません。

日本企画のロット番号「501」

工場番号「553」米国テキサス州サンベニート工場 2000年8月製造

ん?

んん?

えっ?

こ、こ、これは?

左足のアウトシームの片側に「耳」?

内側から水色、ピンク、白の三色の糸でほつれ止めの処理がされている?

さらにご丁寧に白糸でロック処理。

ハジメテ ミタヨ コンナノ。

これって超絶レア?

試しにググってみましょう。(死語)

おっと1本だけ似たような501が見つかりましたよ。

仙台市の古着屋『ハイスマイル』の通販サイトで過去に販売していた、1990年8月653工場製ブラック501

80-90’s Levi’s 501 BLACK 右脚のみ片耳仕様 “DEADSTOCK”

同じ片耳なんだけど、あちらは内側から橙、水色、白の順番。

こちらは2000年8月、あちらは1990年8月ということで、ピッタリ10年の差ってのは単なる偶然?

購入後直ちに、購入価格の2倍の金額でリペア修理していただきました。

(賢い子は、☝の1行で購入価格の安さを想像していることでしょう。)

さて、水色、ピンク、白の三色で思い浮かぶのは、下に載せた写真のフラッグ(旗)。

このフラッグは、アメリカのトランス女性であるMonica Helmsによって1999年にデザインされ、アメリカのアリゾナ州フェニックスで2000年に行われたプライド・パレードで初めて使用されたとのこと。(トランスジェンダー・プライド・フラッグ)。

今回の「501」と時期がピタリと当てはまるけれど、こちらも単なる偶然?

現在進行形で穿いている6本の「93米国最終501」には、昨年2024年におろしたレディースの「6501」も含まれます。

前回ご紹介した「上五目501」は、レディース501を多く製造していた544マッカレン工場製でした。

ジェンダー(Gender)に関する話題が続いたのは単なる偶然です。

------------

追記)なんとヤフオクに同一仕様の個体が出品されています。(https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h1130799531

もしかしたら誰も目に留めなかっただけで、意外に存在するのかも?

あなたの「501」も要チェックよ!


80年代~90年代リーバイス501レギュラー逸品館(Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION)


※このサイトでは、1980年頃から2003年米国自社工場閉鎖までの米国製Levi’s501を、下記の3つのモデルに大きく分類しています。
「80」(ハチマル)80年頃~87年頃 紙パッチのCare~文字が黒スタンプ(このサイトでは「赤耳」もこの区分です。)
「87」(ハチナナ)88年頃~93年頃 紙パッチの501の文字が赤字且つロゴタグ(87赤文字と記述することが多い。)
「93」(キューサン)94年頃~03年 紙パッチの501の文字が黒太字且つ刺繍タグ(93米国最終と記述することが多い。)

(Visited 143 times, 1 visits today)
コメントや投げ銭はこちらから☟OFUSEで応援を送るにほんブログ村 ファッションブログ デニム・ジーンズへ  

Posted by shiba-ken