写真でみるリーバイス501レギュラー(53)/501、ウッドデッキ、ワームムーン/推定1985年520工場製
「CARE INSTRUCTION INSIDE GARMENT」の文字が黒くスタンプされた「501」。
素直にその指示に従って内側を確認すると、何度も苦汁を飲まされた例の不明タグの存在。(*1 ,*2)
その内タグの見慣れた洗濯注意書きの上には「501」と「520」という数字。
LOT‐「501」、「520」-El Paso Airways工場製。
続いて内タグの裏面の下側の数字を確認してみますと「555」。
ワタクシの推察では1985年ですが(*2)、確固たる証拠がないのが何とも悔しい。
ちょうど40年前のいわゆるハチマル「501」。
「501」の下に見えるウッドデッキですが、こちらは17年選手でございます。
2×6材で造られたこのウッドデッキは、全くのノーメンテナンスながら、良く持ちこたえてくれています。
節が抜けた穴や、湿気による剥げも見られますが、大健闘と言ってよいでしょう。
推定1985年製のこの「501」も状態が良さそうなのですが、気になる点が…。
そう、ウッドデッキ同様、所々に引っ掻いて出来たような小さな穴があるのです。
ネット上で初めて見たときには、虫喰いの跡かと思ったほどでした。
まあ、それも味よと思い(安かったので)購入してみましたが、どうもダメージ加工のような、つまりわざと付けた傷(穴)のようにも見えます。
どちらにせよ、ワタクシ的にはこんな「501」があっても良いかなと思っています。
3月に見られる満月のことを、アメリカとヨーロッパでは「ワームムーン」(Worm Moon)と呼ぶそうです。冬が終わって雪が解け、日が地面にあたり地中も暖かくなるころに、Worm(ミミズや芋虫)が地中から出てくる季節に由来しているんだそう。
(海の向こうでは、2025年のWorm Moonは皆既月食と一致していましたネ。)
この「501」には虫たちが出てこなくてホッとしたところですが、窓の外に目をやれば、先ほど「501」を置いたデッキは既に白化粧。
この地に春が来て、虫たちと出会うのはまだまだ先のようです。
☞ Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION
※このサイトでは、1980年頃から2003年米国自社工場閉鎖までの米国製Levi’s501を、下記の3つのモデルに大きく分類しています。
「80」(ハチマル)80年頃~87年頃 紙パッチのCare~文字が黒スタンプ(このサイトでは「赤耳」もこの区分です。)
「87」(ハチナナ)88年頃~93年頃 紙パッチの501の文字が赤字且つロゴタグ(87赤文字と記述することが多い。)
「93」(キューサン)94年頃~03年 紙パッチの501の文字が黒太字且つ刺繍タグ(93米国最終と記述することが多い。)