写真でみるリーバイス501レギュラー(63)/鉄錆色の精悍さ/1997年501工場製米国最終501
毎度おなじみの93米国最終501の紙パッチは、使用感少なめな割には使用感があります。(ニホンゴ、オカシイ)
ティアオフタグ健在で表面だけに使用感があるということは、人為的に使用感を出したユーズド加工でしょう。
内タグ表面は見慣れたJPラインの日本語のタグに安心感が漂います。
内タグ裏面の上段には、「W33・L32」「501-6182」LOT番号の下4ケタがまだ削られていません。
下段に「501」「0897」=501・Albuquerque(NM)アルバカーキ工場で1997年8月製造。
iPhoneのカメラが勝手に色補正をしてしまい、だいぶ黄色がかった写真になっております。
この「501」は少し不思議な色で、通常のインディゴブルーを燻して灰色を被せたような感じと言えばよいのか独特の渋いカラーです。
さらに全体的に色褪せさせ、申し訳程度にユーズド加工を施した、そんなスモーキーな「501」です。
トップボタン、フライボタンもなかなかの貫禄が出ていて良い雰囲気です。
また、W31以上の特権なのか、バックポケットの造形がバランス良く美しい。
W30以下だと、間口が少し狭くて(上辺が短い)バランスが悪く感じます。
ワタクシのInstagramを見ていただくと良くわかると思います。
とても魅力的な「501」なのですが、いかんせんWサイズがデカすぎます。
オーバーサイズでの着用はワカモノに譲り、「501」はジャストサイズか1インチUP程度で穿きこなしたいものです。
さて、黒毛の柴犬の毛色は洋犬のような艶や光沢のある黒ではなく、鉄錆色で精悍な感じが良しとされています。
この「501」もまさに、日本犬のような詫び錆びを感じさせます。
我が家の鉄錆がかった黒い老犬は、一日中寝てばかりいます。
この「501」もしばらくは寝かしておきましょうか。
*詳しい年代判別方法は☞80年代~90年代米国製リーバイス501レギュラーの年代判別方法
*80年代-90年代リーバイス501レギュラー逸品館(Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION)