写真でみるリーバイス501レギュラー(81)漂白記号の斜線とバツ/2003年1月554工場製「US03-501」

「US03‐501」である。

「US03‐501」は以前に2002年11月製の個体を1本紹介しています。

「US03‐501」とは何ぞや?

その特徴は下記のとおりです。

⑴2002年~2003年・554サンアントニオ工場製(米国内最後の自社工場)

⑵紙パッチのLOT501にⓇが付く

⑶太めのストレート(93米国最終501との比較)

⑷アーキュエイトステッチの弧が深い

⑸インシームはインターロック(インシームシングル、脇割ロック糸は橙色)

⑹ベルトループの糸、ウオッチポケットの上辺の糸は黄色

⑺Careタグ(内タグ)裏面に「made in U.S.A.」

(赤タブのロゴも変更になっていると思われます。)

シルエットが太目なこととアーキュエイトステッチの造形が、「93米国最終501」と比較して、少しワイルドな印象を与えます。

LOTが「501-0000」なので、いわゆるSTFの糊付生デニムの501だったのでしょうか。

先日、Careタグの変遷と題した記事を投稿しました。

まだスカスカの記事ですが、1993年に米国でも洗濯シンボルマークが導入されたをお伝えしました。

そのため、「93米国最終501」からCareタグの様式が変更となり、今回の「US03‐501」も”ほぼ”同じタグが用いられています。

さて、先ほども紹介した2002年11月製のUS03-501と今回の個体のCareタグを見比べてみましょう。

CAREタグの注意文は両方とも全く同じです。

漂白に関しては「…DO NOT BLEACH…」(漂白はするなよ)と注意喚起しております。

で、洗濯シンボルマークですよ。

内タグの三角マークが漂白に関する記号(漂白処理記号)です。

おい、2002年製の「US03‐501」は間違っているだろ!

ちなみに、直前の「93米国最終501」時代は、「…Only nonchlorine bleach if nedded….」(必要に応じて非塩素系漂白のみ可)で、斜線入り三角マークとなっております。

文字だけ修正して、シンボルマークを修正し忘れていたのか?

2003年製「US03‐501」は、キチンと修正されております、エライ!


☞ Levi’s501-made in U.S.A.- 80~90s COLLECTION


※このサイトでは、1980年頃から2003年米国自社工場閉鎖までの米国製Levi’s501を、下記の3つのモデルに大きく分類しています。
「80」(ハチマル)80年頃~87年頃 紙パッチのCare~文字が黒スタンプ(このサイトでは「赤耳」もこの区分です。)
「87」(ハチナナ)88年頃~93年頃 紙パッチの501の文字が赤字且つロゴタグ(87赤文字と記述することが多い。)
「93」(キューサン)94年頃~03年 紙パッチの501の文字が黒太字且つ刺繍タグ(93米国最終と記述することが多い。)


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Posted by shiba-ken